2019年11月10日

【子どもの居場所、学習・生活支援のつどい】

愛知県社会福祉協議会主催の研修会が実施されました。学習支援事業に取り組みはじめて4年目、当初の学習支援に生活支援が加わり2年目となりますが、弊団体が取り組む学習・生活支援事業の概要を公に紹介する機会を頂くのは3回目となります。
紹介の場を頂く毎に、我々の理念や事業内容を見直す機会ともなっており、愛知県社会福祉協議会の皆様には心より感謝申し上げます。
基調講演の愛知県立大学の野田博也教授からは、日頃から教育福祉全般でご教示頂いていることに加え、事業の進捗を共有し、現状の課題や展望を話し合う場となり、改めて深く学ばせて頂きました。
各市町村の社会福祉に携わる方、学習支援事業者、子ども食堂関係者、そして行政関係者等、多様な参加者が集い共に考えるこの研修会では、様々な調査から打ち出されたデータから、日本のワーキングプアの状況、そしてその中にいる子どもたちの環境の変化を確認し合いました。
そして、現状の支援で貧困の連鎖を断ち切ることができるのかを共に考える中で、我々が常にテーマとしている「見えないものに寄り添うこと」や「学習支援からうまれる地域のつながりを構築していくこと」は、やはり重要であると確認することができました。
私たちは、直接携わる行政や福祉関係者や事業者だけではなく、地域の中でさらに広げていく工夫を積み重ねたいと考えています。