2019年5月22日

貿易ゲーム@愛知県春日井市立小学校6年生

総合のカリキュラム「地球人として生きる」のキックオフとして、「貿易ゲーム」を2クラス同時運営で採用していただきました。このカリキュラムは、一年間を通してプログラムされており、一学期は世界を学び、二学期は日本について考える、そして三学期はまとめとして、一人一人が地球人として生きることを考える、というものです。
社会見学や体験学習、調べ学習やプレゼン等を組み込んであり、人と出会い、体験し、感じ、考え、伝える、そんな主体的・対話的で深い学びを軸としたプロセスのスタートとしての「貿易ゲーム」です。
担当の先生は以前、教職員研修でお世話になった社会科の先生で、受講者としてご自身が体験された時の学びや感動を、教え子の6年生に体験してほしい、とお声掛けくださいました。
打合せでは、当時のことを振り返り、「まさかあんな行動をとるとは思わなかった」と感想があり、同僚の先生方の行動も思い起こし、6年生の子どもたちがどんな受け止め方をするのか、そして何をねらいとするのか、等を詳細に話し合いました。
身近な自分たちの暮らしは、実は世界につながっている、ということにそれぞれが気づき、考えの違う他者と協働しながら、豊かさを求め一歩を踏み出す姿。それぞれが考えを持ち、話し合い、答えのない未来に向かって行動に移す姿。
ゲームを通して、そんな子どもたちの前向きな姿が教室にあふれることとなりました。リフレクションでは、思考ツールを使い、活発な学び合いが行われました。
「貿易ゲーム」は、いつもの教室が世界となり、児童生徒一人一人が国民として参画できる、アクティブラーニングとして有効なプログラムだと、改めて感じる機会となりました。
弊法人では、「貿易ゲーム」のファシリテーションをブラッシュアップし、新しい教育の在り方への変化に対応していくために、講師の育成を行っています。
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