2019年6月27日

【子どもの貧困と子どもを支える活動について】 〜半田市・高浜市・尾張旭市の事例から〜

愛知県立大学の教育発達学科・社会福祉学科1年生のみなさんに、標題の活動についてお話をする機会を頂きました。
3月に企画した学習支援サポーター研修『見えないものに寄り添うために』に参加頂いた、半田市学習支援事業を運営するアンビシャス・ネットワーク代表の田中さん、高浜市学習支援事業を運営するアスクネット理事の城取さん、そして尾張旭市学習支援事業を運営する弊団体代表の舩坂、の3名のコラボ講座です。
これまでも、市を跨いでそれぞれの活動をシェアし、情報共有しながら進めてきた学習支援事業ですが、学生の皆さんに対し、三者が揃ってご紹介させて頂く初めての機会となりました。
『見えないものに寄り添うために』にご参加くださり、大学としての取り組みや考え方をご紹介くださった、同大学の野田准教授(教育福祉学部)とのご縁から頂いた機会で、このカリキュラムのご担当であり、瀬戸市で学習支援事業に携わっておられる大貫先生(教育方法学 カリキュラム論)のご支援も頂き実現したものです。
現場の実例をもとに、「自分ならどんなサポートをするのか」を全員で考え話し合う場面もあり、100名程の学生の皆さんの真摯に取り組む姿に、新鮮な力を感じました。
我々現場を運営する者こそが『協働』することの重要性を改めて感じ、何のための事業なのか、社会全体を見通すためには何をすればいいのか、見えないものへの支援とは何か、そして中間支援機能を活かし現場の質を高め、持続させていくことの責任を考える大きな機会となりました。