2019年1月20日

各子ども会の責任者が集まるリーダー研修会

  研修プログラムとして「貿易ゲーム」の実施が始まって3年目。基本的に役員さんは毎年変わるそうですが、中には「昨年度も参加した」という方がおられ、経験を存分に活かしてくださいね、とお話してスタート。
 地域の中での関係性は、家族構成も経済力も年齢もそれぞれが当たり前に違う、私たちの生活上で身近な多様性の世界です。その中で「ゆるやかなネットワークを築くことの価値」を考える機会となるよう、お話させて頂いています。
 様々な地域活動を運営し、地域住民の安全や暮らしを支える自治組織ですが、各種ある地縁団体をつなぎ、活動するおとなのモチベーションを支えているのは、実は地域の子どもたちの声や笑顔。
 子ども会は、地域の中心にあったと思います。しかし核家族化等、暮らしむきが変わってきたことで子ども会の組織は数を減らし、形を変えてきています。寂しさを感じながらも、ではこれから地域住民のゆるやかなネットワークはどこで組織されていくのか、と考えた時、文科省が推進するコミュニティ・スクールが思い浮かびます。防災拠点、地区運動会等は地域の学校を中心に行われており、多くの市民が地域の子どもたちとふれあう場が学校となっています。
 コミュニティ・スクールの仕組みのなかで、子どもたちを中心に地域のゆるやかなネットワークが組織されていくにしても、やはり我々大人は学び続け、変化に対応していく力をつけ、大人こそが笑顔で過ごしていかなければいけません。
 子どもたちは見ています。私たちを。
 ゲーム後のリフレクションで、ゲーム経験者は、貿易ゲームを知っている、ということで安心し、初めて体験した時よりもむしろうまくいかなかったと振り返ってくれました。
 私たちは経験から生まれる固定観念に縛られていないか、正しい情報を選んでいるか、子どもたちに笑顔を向けているか、常にリフレクションしながら前向きに進めていかなければなりません。