2019年3月31日

【特別企画レポート】 学習支援&居場所づくり 〜見ないものに寄り添うために〜

未来を担う子どもたちが、健やかに育成される環境を整備していくことを目指し愛知県では、子どもの生活実態や課題等を把握するため、平成28年度に「愛知子ども調査」を実施しました。
市町村立小・中学校から調査対象クラスを無作為に抽出し、そのクラスの子どもとその保護者を対象とした調査結果は愛知県のホームページで公開されています。
当時、6名の有識者で構成された調査チームの中のお一人である、日本福祉大学の中村強士准教授をメイン講師としてお招きし、『愛知子ども調査の実際』と題して、中村先生のその後の研究も含め、調査から見えること、そしてまだ見えていないこと等をお話くださいました。
ゲストに、愛知県立大学の野田博也准教授、愛知県健康福祉部の入木真実氏にお越しいただき、制度についてや、地縁団体と行政との関係性、また学生の取り組み方等、それぞれの立場でご紹介頂きました。
学習支援事業を先駆的に実践し、県内に広めてこられた一般社団法人アスバシの毛受芳高氏のファシリテーションで、3団体の学習支援や居場所づくりの現場の状況や課題、展望を発表し合い、お互いの考え方や捉え方をシェアしました。(高浜市、半田市、大府市、名古屋市、尾張旭市の事業)
学生ボランティアが中心となり、青年会議所の方、一般企業の方、キャリアコンサルタント、キャリア教育コーディネーター、地域で子育て支援に携わる方、中にはあくまでも個人的な活動として参加された行政職員の方もおられ、まさに多様性のある環境での対話となりました。
見えていない、ということを知り、見えないものに寄り添うために「知らせる、続ける、つなぐ、つなげる」
まとめとして、中村先生から頂いた言葉です。
【シェア団体】
NPO法人アンビシャス・ネットワーク
NPO法人アスクネット
NPO法人しみんシップnet
【協力】
一般社団法人アスバシ
丹羽青年会議所
株式会社スターシャル教育研究所
新しい年号の発表がある新年度を迎える直前の年度末にお集まりくださった皆様、ありがとうございました。お一人お一人の新しい出会いと学びの時間となったであろうことを願い、改めまして感謝申し上げます。
私たちも、見えないものに寄り添うために、知らせ、続け、つながり、つなげていきます。